住宅会社でエコワークスが気になっているものの、「公式HPだけではよく分からない」「実際の中身はどうなの?」と気になってらっしゃる人も多いと思います。
今回は私たちがエコワークスに決めた理由をお話しします。
打ち合わせが全て終了した私がエコワークスに決めた理由をまとめてみました。
では、行ってみましょー!
- 高気密・高断熱な家をちゃんと建てているから(断熱等級6、C値 0.7以下)
- 床下エアコン・小屋裏エアコンのノウハウがあるから
- 耐震等級3だから
- 天然素材でほっと落ち着くから
- 会社の実績と将来性
高気密・高断熱な家をちゃんと建てているから
私がエコワークスを選んだ一番の理由はやはり高気密・高断熱な家をちゃんと数値を示して建てているからです。
ホームページ上で数値や客観的根拠を示していること、YoutubeやInstagramなどの情報発信の内容が信頼できました。
家にも性能というものがあると知ってから、大金はたいて購入するのだから性能が低い家には絶対に住みたくない!と心に決めていました。
エコワークスの性能についてご紹介します。
高断熱だから
まず理由の1つ目である「高断熱」からお話ししたいと思います。
エコワークスは断熱等級6を標準仕様としており、UA値は0.3〜0.4台 (W/m2・K)です。オプションで断熱等級7も対応可能です。
「断熱等級ってなに?」と思われたもいらっしゃると思いますので、詳しく解説していきます。
昭和の無断熱の木造住宅が断熱等級1です。 私の実家もリフォーム前は無断熱で、今でも無断熱な座敷は冬は極寒です。泣
欧米では断熱等級6〜断熱等級7が当たり前にもかかわらず、日本では断熱等級4が最高等級でした。
しかし、長年の有識者の方々の努力の甲斐もあって、ついに2022年に断熱等級5〜断熱等級7が新設されました!!
つい最近まで高性能と思われていた「ZEH基準(≒断熱等級5)」でも、今や最低限と言われるレベルで、近年各社がこぞって高断熱住宅をPRするようになってきています。
※「現行水準=断熱等級4」、「H4基準=断熱等級3」、「S55基準=断熱等級2」、「S55基準に満たない=断熱等級1」。
上の図を見てもらうと、現在建っている戸建て住宅の99%が断熱等級1〜断熱等級4で、3割は断熱等級1だということが分かります。
2025年には断熱等級4が義務化されることが決定し、それに伴って、すでに建っている断熱等級3以下の家は「既存不適格」となってしまいます。
2030年には断熱等級5の義務化の可能性も示唆されています。
このように断熱等級5が最低限となってくる時代の中で、2022年より前からエコワークスは断熱等級6を標準としていますので、今後も時代遅れにならない十分な断熱性能を満たすことができます。
電気代を増やさずに全館冷暖房をするためには最低限断熱等級6が必要です
高気密だから
「気密」についてですが、家の気密とはなんでしょう。なんだか息苦しく感じませんか?
簡単に言えば、すきま風がどれくらい防げているかというのが気密です。隙間が開いていると、デメリットは3つあります。
1つ目は、断熱性の問題です。
冬であればせっかく温めた室内の空気がすきまから出ていってしまいますし、外からの寒い空気が入ってきてしまいます。夏もその逆です。
2つ目は、換気の問題です。
隙間があると換気扇の近くから空気が吸い込まれてしまいますので(ショートサーキット現象)、室内の空気がうまく換気されません。
言葉のイメージに引っ張られがちですので、「気密」と聞くと初めはタッパーのような息苦しい印象を抱いてしまうかもしれません。しかし、気密が高い家の方が空気はきれいなのです。
気密は「C値」で表され、有識者団体のガイドラインではC値は0.5〜0.9(cm2/m2)を目標にするべきとされています。C値は小さいほど隙間が少なく、高性能です。
気密は設計段階で決まっているわけではなく、実際に家を建てた後(もしくは途中)に実測するものです。同じメーカーで建てた家であっても、実際に作業した大工さんや電気配線業者さんの仕事の丁寧さで結果が変わってきます。
エコワークスも当然気密測定をしており、最近はより高性能な0.3台をたたき出しています。
ハウスメーカーでは1棟1棟ごとに測定はしていないことが多いので、その場合は気密が良いかどうかは分かりません(一条工務店は全棟気密測定をしています)。
ネットのブログには大手ハウスメーカーで建てた施主さんが気密測定をした結果を公表されているものもありますし、Youtuberさんで色々な家の気密測定をされている方もいらっしゃいますね。
床下エアコン、小屋裏エアコンのノウハウがあるから
2つ目の理由は、床下エアコンと小屋裏エアコンを導入できるからです。
床下エアコンは標準、小屋裏エアコンはオプションです。
それぞれ説明していきますね。
床下エアコンとは
床下エアコンとは、「市販のエアコンによって床下空間を温めて全館暖房を行う」ものです。
床暖房と何が違うの?と思った方もいらっしゃると思いますので、下記にメリット・デメリットを挙げてみます。
- トイレや風呂を含めた全館暖房が実現できる(高気密高断熱であることが必須条件)
- 全館暖房により冬のヒートショックを抑えることができる
- 初期コストがエアコン1台分で良い
- 買い替えコストもエアコン1台分で良い
- エアコンの不快な風がない
- エアコンが見えないため意匠性も良い
- 冬にエアコンが壊れた場合に全ての部屋の暖房がなくなる
- 基礎断熱(床下空間の断熱)が必須のため、防蟻処理など施工できる工務店が限られる
- 床下の空気の流れを計算しなければならないため、経験と実績が必要
デメリットもいくつかありますが、ちゃんと施工ができる住宅会社を選ぶことができたらあとはメリットしかありません。
エアコンが壊れた時のリスクですが、高気密高断熱住宅であれば冬でもそこまで室温が下がることはありませんので、昼の日射取得で十分しのげると思います。
各部屋にエアコンをつけたら、4LDKだと5台のエアコンですよね。最初の購入費用と10年ごとの買い替え費用を考えたら恐ろしくないですか?
床下エアコンの技術は北海道や東北から始まったようですが、エコワークスはオーガニックスタジオ新潟の相模社長から伝授していただいたようです。
小屋裏エアコンとは
小屋裏エアコンも、床下エアコンと同様に「小屋裏空間をエアコンによって冷やすことで全館冷房を行う」ものです。
小屋裏エアコンもメリット・デメリットは床下エアコンと大体同じですが、違うのは難易度です。
小屋裏エアコンの場合は冷気を小屋裏から各部屋に落としていくことになりますが、各部屋からの暖かい空気が小屋裏に帰ってくるような空気の流れを意識した設計が必要になります。
床下エアコンはできても、小屋裏エアコンはうまくできない会社が多いと聞きます。
断熱性能が高い家では壁掛けエアコン1台で全館冷房を行う場合も多いですが、ドアを閉めていればさすがにその部屋の中に冷気は入ってきません。
小屋裏エアコンは各部屋の天井に吹き出し口がついていますので、プライバシーを保ちつつ涼しい部屋を作るためにかなり良い選択肢ではないかと思います。
小屋裏エアコンの技術は松尾設計室の松尾社長から伝授していただいたようです。
全館空調について
「全館空調なんてしたら光熱費がかなり高くなっちゃうんじゃない?」と思った方もいらっしゃると思います。
しかし、断熱等級6以上になると全館暖房を行っても、断熱等級5で各居室で暖房を行うのと同等の光熱費で空調を行うことができます。
実際にエコワークスの家に住んでいらっしゃる方(「おかのいえ」さん)も、オール電化で全ての光熱費を合わせて月々1万円ちょっとくらいのコストで生活できているようです(人数や住み方にもよりますので参考までに)。
耐震等級3だから
耐震等級には1、2、3があり、数字が大きいほど地震で倒壊しにくい家になります。第三者機関のチェックによって認定されます。
耐震等級1に比べて耐震等級3はその1.5倍〜2.5倍程度の耐震性能です。
同じ耐震等級でも品確法(住宅の品質確保の促進等に関する法律)と許容応力度計算によるものがあり、許容応力度計算による耐震等級3が最も耐震性が高いです。
2016年の熊本地震では2度の震度7にもかかわらず耐震等級3の住宅で倒壊した家はなく、 全ての住宅がその後もそのまま住み続けられました。耐震等級2では、一部損壊し避難を余儀なくされた家もありました。
エコワークスは耐震性能3(品確法)が標準です。
私たちは最大限の安心を得るために許容応力度計算の耐震等級3をオプションで依頼しました。
世の中には「耐震等級3なんていらないよ」だとか、『耐震等級3相当』(=認定を取っておらず単に壁の量を増やしただけのエセ等級3)などといった間違った情報が溢れています。
命を守るのは当たり前、それだけではなく地震があってもそのまま住み続けれれる家に住むべきだと思います。
天然素材でほっと落ち着く
エコワークスの家づくりの素材には人体に影響があるホルムアルデヒドを出さないものを標準としています。
壁は和紙や珪藻土、床は「天然乾燥」の無垢材、塗料等も天然素材で体に優しいものを採用しています。収納の棚板なども贅沢に全て無垢材です。
モデルハウスで宿泊体験をした際に、 木の香りに包まれ心がほっとし、自然の中でのんびりしているような、そんな不思議な感覚に包まれたのを覚えています。
今住んでいるマンションのようなビニールクロスやフローリング、人工物に囲まれた家とは違う居心地の良さを感じました。
皆さんも公園の芝生でのんびりしたり、山でキャンプしたりするのは、何か言葉では表せない本能的な心地よさを感じるのではないでしょうか。
会社の実績と将来性
エコワークスはもともと熊本の新産住宅(現在ご兄弟が社長)という会社から独立し、2004年から創業20年以上続いています。
10年続くかどうかというのが会社として一つのラインとよく言われますが、20年経っても今な売り上げが右肩上がりを続けているエコワークスは今後の倒産リスクも小さいと考えています。
2024年現在、福岡・熊本だけでなく、九州山口圏や関東にも施工エリアを伸ばしています。
また、社長が全国工務店の代表として国のエコ施策に関わっていること(時流を逃さない)、Instagram登録者数30万人で住宅メーカー部門全国第2位(需要がある)であることも意外に大事なポイントかなと思っています。
まとめ
エコワークスを選んだ理由は以下の通りです。
- 高気密・高断熱な家を建てている(断熱等級6、C値 0.7以下)
- 床下エアコン・小屋裏エアコンのノウハウがある
- 耐震等級3
- 天然素材でほっと落ち着く
- 会社の実績と将来性
エコワ—クスが気になる方は私までコメントいただければ営業さんをご紹介可能です。
※エコワークスは割引がありませんので、紹介特典が唯一の割引になります。
では、また—。
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