こんにちは、おもきちパパです。
ここ最近、平屋の人気がすごいですね。営業さんに聞いても、エコワークスで建てる人の6割が平屋だそうです(もちろん、エリアや住宅街社によりますが)。
まず最初に、実際に私が打ち合わせ中の自邸の外観をお見せしたいと思います。
平屋もシンプルでオシャレではないですか?
平屋には快適性や将来の使いやすさなど、多くのメリットがある一方で、金額的には初期費用が高くなるデメリットもあります。
今回はエコワークスで平屋を建築中の私が、平屋のメリット・デメリットやエコワークスの平屋の特徴についてお話ししていきます。
この記事ではリアルで具体的な平屋のメリット・デメリットを知ることができます。総まとめしていますので、ぜひご覧ください。
では、行ってみましょ—!
平屋のメリット
まずはじめに平屋のメリットから。
- 階段がなく、手間や足腰の負担がなくなる
- 寝室を1階に置ける
- 家族がリビングに集まりやすい
- 長期のメンテナンス費用を抑えられる
- 太陽光パネルをたくさん載せられる
- 耐震構造上も有利
では、各項目について詳しく見ていきましょう。
1. 階段がなく、家事の手間や足腰の負担がなくなる
平屋では階段がないため、上り下りによる手間や足腰への負担がありません。
特に、洗濯機(家事室)とファミリークローゼットと居室を同じフロアに配置できるということがメリットが大きいです。
2階建ての場合、クローゼットを1階にすると2階の居室から遠くなってしまいますし、クローゼットを2階にすると洗濯物を2階まで持って上がって収納しないといけません。
しかし、平屋では「洗濯する→乾燥する or 干す→収納する→各自の居室から取りに行く」ことが全て同じフロアで完結します。
運動不足になるというデメリットも考えられますが、散歩やジムで運動する方が精神的なリフレッシュもできます。
家事をラクにして浮いた時間で運動しましょう!
2. 寝室を1階に置ける
2階建ての場合は寝室が2階にあることが多いと思いますが、平屋では1階に寝室があります。
将来足腰が弱くなった時に、1階に寝室があればバリアフリーでとても便利です。
みなさんの実家の2階にも、物置になっている部屋がありませんか。将来的にも全ての部屋をそのまま使い続けられるのは平屋のメリットです。
2階建ての方は和室などの将来寝室に変更できる部屋を1階に作っておくのがポイントです。
3. 家族がリビングに集まりやすい
2階建ての場合は子供部屋や書斎なども2階に計画することが多いでしょう。
しかし、階段の上り下りがあると居室から1階のリビングまで下りてくる頻度が少なくなってしまうかもしれません。私の場合も、実家の2階からリビングに行ったり来たりするのは億劫でした。
平屋の場合は家族がふらっとリビングに顔を出しやすいと思っています。
家族が自然と集まるような家ってなんかいいですよね。
4. 長期のメンテナンス費用を抑えられる
平屋では2階建てに比べて外壁が汚れたり劣化したりしにくく、塗装時も塗装面積が小さく足場が低くて済むため、メンテナンス費用を抑えることができます。
平屋では軒の出に対して壁の高さが低いので、雨に濡れる面積が小さくなります。汚れが付きにくく塗装の劣化もしにくくなり、外壁塗装の間隔を延ばすことができます。
また、外壁の面積も小さく足場を高く組む必要がないため、塗装費用を抑えることができます。全て含めると、1回あたり20万円〜30万円も安くなることもあります。
5. 太陽光パネルをたくさん載せられる
平屋では2階建てに比べて屋根の面積が大きいので、太陽光パネルをたくさん載せることができます。
太陽光パネルの初期費用と光熱費削減・売電のシミュレーションでは、基本的には10年くらいで元が取れる計算になっています。
初期コストの負担は大きくなりますが、太陽光パネルをたくさん載せれば載せるほどトータルでは金銭的にプラスになります。
全てのお施主さんに見ていただきたい超優良動画です。住宅の断熱の第一人者である松尾先生が客観的に緻密なシミュレーションをしてお話されています。
この動画でも出てきているエクセルのシミュレーションツールは「ズボラな家づくり」ブログのあきひとさんが作成し、無料公開されています。ご自身で計算したい方は使ってみてください!
実際に私の場合は、約10年で元が取れて、20年で230万円の利益がでるシミュレーション結果になりました。
※おひさまエコキュートは対応していませんので、おひさまエコキュートの場合はさらに回収年は短くなる可能性があります。
6. 耐震性を上げやすい
平屋は高さがなく2階部分の荷重もありませんので、耐震性を上げやすいです。
ただここで勘違いしないでいただきたいのは、「平屋であれば2階建てより耐震性能が高い」というわけではありません。平屋であっても2階建てであっても、同じ耐震等級であれば同じ耐震性能です。
上に2階が載っていないため、同じ耐震性能にするために間取りの制限が少ないということです。
平屋のデメリット
続いて、平屋のデメリットも見ていきましょう。
- 広い土地が必要
- 建物価格が高くなる
- 日当たりに気をつける必要がある
- プライバシー確保や防犯性に気をつける必要がある
- 洪水時は浸水に注意
- 固定資産税が高くなる
- 子供が階段や吹き抜けで遊べない
1. 広い土地が必要
当然ですが、平屋を建てるには2階建てより広い土地が必要です。
一般に、30坪の平屋を建てるには最低「50坪〜70坪」の土地が必要と言われます。もちろん、土地の形や道路の位置、車の台数によっても変わってくるので一概には言えません。
土地に予算を割く必要が出てきますので、家に使う分をしっかり確保したうえで土地探しをしなければなりませんね。
ちなみに私たちの場合は、78坪の土地に33坪の平屋を計画中です。
もともと2階建ての予定でしたのでそこまで広い土地は求めていませんでしたが、総合的な条件が良かったためこの土地を契約しました。
その後に、「せっかく広い土地があるなら」と平屋を建てることに決めました!
ただ、土地も建物も予定より高くなってしまい、頑張ってローンを返さなければいけません(みなさんは注意してください泣)。
2. 建物価格が高くなる
平屋の場合は建物価格が高くなる傾向にあります。
2階建てに比べて平屋では屋根や基礎部分の面積が大きくなりコストが増加するからです。そのため、同じ広さであれば、総二階より1割〜2割程度高くなると言われています。
ただ平屋には“階段”や“吹き抜け”などがありませんので、その分の面積は不要です。
「30坪の平屋」=「33坪〜35坪の2階建て」くらいのサイズ感になります。
平屋は総二階に比べたら少し面積が小さくなるものの、価格的には少し高くなる可能性が高いです。
こちらに関しては、下記の記事で詳しく解説しています。
3. 日当たりに気をつける必要がある
平屋の場合は建物の形にもより気をつける必要があります。
「パッシブ設計」という考え方では、南面の窓をできるだけ大きくとって冬は日射で家を温めることが重要です。したがって、南北に長い平屋では、南側の面積が小さく日射取得が十分にできずに冬寒い家になってしまいます。
また、正方形の大きな平屋では家の中心部分に窓が取れず暗くなってしまうことがあります。
4. プライバシー確保や防犯性に気をつける必要がある
平屋は全ての窓が1階にあるので道路からの視線に注意が必要です。外構で高めのフェンスを作ったり、少し道路から高くなっている土地であれば安心です。
また、空き巣や強盗がどの窓にもアクセスしやすいですので、大きい窓を防犯ガラスにしたり、出入りしない窓はFIXや滑り出しにするなどの対策が必要です。
もちろん、2階建てであってもカーポートから2階のベランダに侵入されたり、フェンスを足がかりにされたりすることもありますので油断は禁物です。
5. 洪水時は浸水に注意
2階建ての場合は洪水の際に2階に避難できますが、平屋であれば垂直方向に避難することができません。
そもそも新たに土地を購入する場合は洪水リスクがある土地は避けなければいけませんが、すでに洪水リスクのある土地を持っている場合は、平屋にロフトを作って万一の場合に備えると良いですね。
6. 固定資産税が高くなる
上でもお話ししましたが、平屋は屋根と基礎の面積が大きくなりますので、固定資産税の金額も建物面積100平米で年間2万円〜3万円程度高くなるようです。
とはいえ、それほど大きな額ではありませんので、固定資産税を気にして平屋を避けるほどではないかもしれませんね。
7. 子供が階段や吹き抜けで遊べない
これも大した理由ではないですが、意外と見落としがちかもしれません。
自分が子供の時の記憶や自分の子供を見ていて思いますが、子供は高いところが好きです。家に階段や吹き抜けがあればそこで遊んぶのは楽しいかもしれません。しかし、残念ながら平屋ではこの楽しみがありません。
ただ、子供が小さい時期なんて数年ですし、ロフトベッドを買ってあげれば多少の欲求は満たせるのではないかと考えています。笑
エコワークスならではの平屋のメリット
一般的な平屋のメリットとデメリットが分かりましたでしょうか。
では、ここからはエコワークスならではの平屋のメリットをお伝えします。
- 床下エアコン、小屋裏エアコンが効率よく機能する
- より希望に合った間取りにできる
- 八寸(24cm角)の大黒柱が選べる
1. 床下エアコン、小屋裏エアコンが効率よく機能する
エコワークスは床下エアコンが標準となっていますが、平屋では全ての部屋に床下エアコンが直接機能するので、とても効率的に家全体を温めることができます。
小屋裏エアコンについても同様ですし、小屋裏エアコンの場合はさらにダクトの距離も短く管理しやすくすることができます。
床下エアコン、小屋裏エアコンについてはこの記事で詳しく解説しています。
2. より希望に合った間取りにできる
エコワークスは完全に自由設計ですので、cm単位で細かな間取り変更も可能です。
平屋であれば耐震を考えて上の階との柱の位置を考慮する必要がありませんので、2階建てより自由に間取りをアレンジすることができます。
自由設計の本領発揮ができるのは平屋ならではかもしれません。
3. 八寸(24cm角)の大黒柱が選べる
エコワークスでは標準で立派な大黒柱を立てることができます。構造的には必ずしも必須ではないですが、この大黒柱が木の家らしい雰囲気と圧倒的な存在感を示してくれます。
左から順に「3寸」「4寸」「7寸」「8寸」です。3寸と4寸は構造材として、7寸と8寸は大黒柱として使われます。
大黒柱は七寸(21cm角)が標準となっていますが、平屋の場合は追加費用なしで八寸(24cm角)も選ぶことができます。七寸でも十分立派なのですが、八寸の大黒柱はかなりの存在感です。
うちの場合はそれほど大きなLDKではないので、八寸だと圧迫感を感じるかもしれないと思い七寸を選びました。
エコワークスの平屋(実例)
エコワークスの平屋の実例をいくつかご紹介していきますね。Youtubeで実際に雰囲気を感じてみてください!
オーナーさんのお家
エコワークスの公式Youtubeには平屋のルームツアーがたくさん掲載されています。
低重心で落ち着いた佇まい、外観もおしゃれな和モダンとなっています。
平屋のモデルハウス
エコワークスのモデルハウスにも平屋のモデルがたくさんあります。福岡の「マリナ通りモデルハウス」、「春日の平屋モデルハウス(リノベーション)」、熊本の「出水モデルハウス」があります。
また、2024年現在、北九州に新たな平屋モデルハウスが建築中です。
まとめ
平屋のメリット・デメリットは下記のようになっています。
- 階段がなく、手間や足腰の負担がなくなる
- 寝室を1階に置ける
- 家族がリビングに集まりやすい
- 長期のメンテナンス費用を抑えられる
- 太陽光パネルをたくさん載せられる
- 耐震構造上も有利
- 広い土地が必要
- 建物価格が高くなる
- 日当たりに気をつける必要がある
- プライバシー確保や防犯性に気をつける必要がある
- 洪水時は浸水に注意
- 固定資産税が高くなる
- 子供が階段や吹き抜けで遊べない
金額的にやや高くなってしまうデメリットがありますが、その分メリットも大きい平屋です。
メリットとデメリットをしっかり検討した上で選択できるとといいですね!
では、またー。
コメント