こんにちは、おもきちパパです。
キッチン選びは、家づくりのの中でも特に重要な住宅設備の一つです。
キッチンのデザインやカラーによってLDKの雰囲気はがらっと変わりますし、使い勝手が悪ければ料理が日々のストレスになってしまいます。
キッチンについては私も妻も絶対に後悔したくなかったので、Youtubeで50本以上の動画を閲覧し、実際のショールームも各社最低2回は見学してたくさん話を聞いてきました!
今回の記事ではリクシルのキッチンのグレード別の違いやデメリットをまとめました。
リクシルのキッチンが自分にあっているか判断でき、後悔しない大好きなキッチンを見つけることができます!
この記事を読んでいただければ、下記のことが分かります。
- リクシルの特徴
- グレード別の違い(シエラS、ノクト、リシェルSI)
- リクシルのデメリット
- ショールームで見るべきポイント
では、行ってみましょ—!
リクシルの価格帯とメリット・デメリットとは?
まずはキッチンの価格帯から。
- 高価格帯のリシェルSI(税別 88万円〜)
- 中価格帯のノクト(税別 80万円〜)
- 低価格帯のシエラS(税別 62万円〜)
最低価格は上記のようにあまり差はありませんが、カタログの金額を参考にすると下記のような価格帯になります。(定価表示です)
シエラSでもオプション次第では金額が高くなりますね。
では、メリットとデメリットを具体的に見ていきましょう。
リクシルのキッチンのメリット
- カラーバリエーションが豊富でどんな雰囲気にもマッチする
- 排水口に継ぎ目がなくお掃除がラク
- どのグレードでもコンセントをキッチン側に付けられる
- どのグレードでも「よごれんフード」が選べる
- 食洗機はパナソニックとリンナイ、ミーレが選べる
内容を詳しくみていきます。
カラーバリエーションが豊富でどんな雰囲気にもマッチする
リクシルのキッチンは、モダンからクラシックまで様々なデザインに対応できる高いデザイン性が特徴です。
また、低価格帯のシエラSから多くのカラーを選ぶことができますので、好みの色にしたい人は気に入った色が見つかるはずです。
例えば、2024年現在は抽象柄である「スタッコシリーズ」のようなグレー系の柄が人気ですが、それもシエラSから選ぶことができます。
排水口に継ぎ目がなくお掃除がラク
リクシルのキッチンはステンレスであっても人工大理石であっても、排水口に継ぎ目のない一体型のものを選択できます。
継ぎ目に汚れがこびりつかないので、お掃除がラクです。
どのグレードでもコンセントをキッチン側に付けられる
リクシルのキッチンは使い勝手を重視しており、キッチン側にもコンセントが設置できます。
料理中にミキサーやハンドブレンダー、ホットサンドメーカーなどをよく使う人はキッチン側にコンセントがないといけませんよね。
他社のキッチンではグレードによってはコンセントをつけられない場合があるので、嬉しいポイントです!
どのグレードでも「よごれんフード」が選べる
オプションにはなりますが、「よごれんフード」はレンジフードのファンや内部に油汚れが付きにくく、10年間お手入れ不要とされています。
レンジフードの一部ではありますが、少しでもお掃除の手間を減らしたい人は検討してみて下さい。
うちはファンの掃除が省けるだけならいらないと思い、レンジフードオプションは採用しませんでした。
食洗機はパナソニックとリンナイ、ミーレから選べる
リクシルの標準の食洗機は国産であればパナソニックかリンナイ、海外製はミーレから選ぶことができます。
パナソニックは2023年12月にフロントオープンタイプの深型食洗機を発売しました。
今までは国産の食洗機といえば上から入れるタイプでうまく収納するのが大変でしたが、フロントオープンタイプでは横から引き出して入れることができるので収納がラクになります。
また、海外製と違って乾燥機能がついていることもポイントになっています。
定価はミーレと同等の金額ですが、パナソニックは多少の割引があるので安くなることが多いです。
住宅会社によって割引率が違いますので、具体的な金額は見積もりを取ってから比較して下さいね。
リクシルのキッチンのデメリット
続いてデメリットですが、大きくは2つです。
- キッチン本体は木製キャビネット
- シエラSはローラーレール
内容を詳しくみていきましょう。
キッチンの本体は木製キャビネット
リクシルのキッチンの本体は木製であり、その表面をメラミン樹脂で保護しています。
木製が必ずしも悪いわけではないのですが、タカラスタンダードやクリナップのキッチンはホーローやステンレスを採用しているので、より汚れやカビに強く耐久性も高い仕様となっています。
他社のキッチンについては、当ブログの下記の記事もご覧ください!
シエラSはローラーレール
シエラSの引き出しの標準はローラーレール(ダンパー付き)となっています。
レールには「ローラーレール」と「ベアリングレール(サイレントレール)」があり、ベアリングレールの方が滑らかで重いものを入れてもガタつきが少ないです。
ノクトとリシェルSIはベアリングレールでソフトクローズ機能が標準ですが、シエラSではオプションとなっています。
シエラS、ノクト、リシェルSIのシリーズ紹介
シエラS、ノクト、リシェルSIの各シリーズについてその特徴を詳しく解説していきます。
シエラS/Shiera S(低価格帯)
シエラの特徴をまとめます。
- 人気色も選べるカラーバリエーション
- 人工大理石の薄型ワークトップも選べる
- スム—ズに排水できるナイアガラフローシンク
人気色も選べるカラーバリエーション
シエラSは、低価格帯ながらも豊富なカラーバリエーションが魅力です。
単色・抽象柄から15色、木目から12色の計27色から選べます。
2024年現在、人気色である「ブラックスタッコ」や「グレージュスタッコ」も選ぶことができます。
キッチンのグレードを上げることなく、インテリア全体のコーディネートも楽しめていいですね。
人工大理石の薄型ワークトップも選べる
リクシルは低価格帯のシエラSから人工大理石ワークトップを選択することができます。
しかもグループ2を選べば厚みが12mmのスタイリッシュなワークトップにすることができます。約5万円〜8万円程度のオプションです。
人工大理石のワークトップは耐久性が高く、傷がつきにくい特性があります。
また、清潔感のある白色やグレーなどのカラーが選べるため、キッチン全体が明るく広々と感じられます。
ちなみにシンクも同様に人工大理石が選べます。
ワークトップとシンク共に人工大理石にすることで、継ぎ目ができなくなり掃除がラクになります。人工大理石のシンクは約5万円のオプションです。
スムーズに排水できるナイアガラフローシンク
リクシル独自のナイアガラフローシンクは、排水がスムーズでシンク内の清掃も簡単になります。
シンク内に汚れが残りにくい設計になっているので、日々の掃除が楽になり清潔なシンクを保ちやすくなります。
ノクト/Noct(中価格帯)
ノクトの特徴をまとめます。
- ベアリングレールでスムーズな開閉
- 大容量のキッチン収納
- 極薄10mmの人工大理石ワークトップが選べる
- Wサポートシンクでシンクでの作業をしやすく
ベアリングレールでスムーズな開閉
ベアリングレールは耐久性が高く、長期間使用しても滑らかな開閉が可能です。料理の際のストレスも軽減されますね。
さらに、ベアリングレールではソフトクローズ機能がついています。
大容量のキッチン収納
ノクトは大容量の収納が魅力です。ベアリングレールのおかげでシエラSよりも引き出しがより手前まで引き出せるので、収納量を増やすことができます。
極薄10mmの人工大理石ワークトップが選べる
ノクトではさらに極薄の10mmの人工大理石ワークトップを選べるため、デザイン性と機能性を両立したキッチンが実現できます。
極薄ワークトップは見た目がスタイリッシュで、キッチン全体が軽やかな印象になります。
Wサポートシンクでシンクでの作業をしやすく
ノクトでは「Wサポートシンク」が採用できます。
シンク内に2段でプレートを置けることで、シンク内で多くの作業をすることができるようになります。魚を捌いたり、水切りをしたりするときは便利かもしれませんね。
ただ、段差のところに汚れが付きやすいのと、その分ワークトップの作業スペースは狭くなるので注意が必要です。
リシェルSI/RICHELL SI(高価格帯)
リシェルの特徴をまとめます。
- 豊富なカラーバリエーションで自分だけのキッチンに
- 耐久性と高級感を両立したセラミックワークトップ
- セラミックにマッチするクォーツシンク
- らくパッと収納
- お手入れラクラクなステンレス底板
- キッチンの高さを細かく選べる
豊富なカラーバリエーションで自分だけのキッチンに
リシェルSIは高価格グレードであるため、高級感のある豊富なカラーバリエーションが魅力です。
下記はほんの一例で全部で41色も選択肢があります。
他の家にはないあなただけのオリジナルキッチンを作り上げることができます。
詳しいカラー一覧はこちら。
「リシェル 扉カラー&テクスチャーサンプル」
耐久性とデザイン性を両立したセラミックワークトップ
セラミックトップはとても薄く仕上げてあり、ダントツの高級感があります。
機能的にもセラミックは傷がつきにくく熱にも強いため、長期間美しい状態を保てます。
セラミックにマッチするクォーツシンク
セラミックワークトップに合わせるならクォーツシンク一択でしょう。セラミックトップと調和し、高級感のあるキッチンを演出してくれます。
シンクにセラミックは使用できませんので、最上級グレードであればこのクォーツシンクが選択肢になります。
人工大理石より硬く耐久性が強いので、長期的にも安心して使うことができます。
らくパッと収納
リシェルSIでは「らくパッと収納」という、引き出しの扉が少し傾く収納がついています。引き出し全体を引き出さずとも扉だけ開いて包丁を取り出すことができます。
ただ、こちらは賛否が分かれています。
便利という人もいれば、扉を引き出すときは2段階の力加減が必要なので、かえって使いにくいという人もいます。
私も実際に触れてみましたが、正直使いにくいと感じてしまいました。気になる人はショールームで体感することをオススメします!
お手入れラクラクなステンレス底板
リクシルのキッチンは木製キャビネットになっていますが、リシェルSIでのみ引き出しの底板をステンレスに変更することができます。
ステンレスにすることで、調味料をこぼしてしまった際などのお手入れが簡単で衛生的です。リシェルSIを選ぶ人はぜひ付けたいオプションです。
キッチンの高さを細かく選べる
リシェルSIでのみキッチンの高さを2.5cm刻みで選ぶことができます。
自分の身長にぴったり高さを合わせたい人にはいいですね!
おすすめのキッチンはどれ?
価格とデザイン・機能を天秤にかけ、ライフスタイルや価値観に合ったキッチンを選ぶことが大切です。
私のおすすめはシエラS
私のおすすめはシエラSです。
最もお手頃な価格帯でありながら、カラーバリエーションは必要十分。
排水口の継ぎ目がなくお手入れラクラクで、薄型の人造大理石ワークトップも選べます。
こだわりたい人にはベアリングレールやよごれんフードもオプション採用できます。
リクシル全体に言えることですが、弱点はキャビネットが木製であるということです。その点を許容できる人はシエラSは候補になってきますね。
ノクトやリシェルSIがオススメの人
ノクトやリシェルSIはそれぞれ下記のような人にオススメです。
- 少しでも収納量を増やしたい人
- Wサポートシンクを使いたい人
- セラミックワークトップやクォーツシンクに憧れがある人
- 面材のカラーや質感にこだわりたい人
- キッチンの高さにしっくりこない人
実際に見てみよう!ショールーム訪問のポイントとチェックリスト
リクシルのキッチンの特徴を勉強したあとは実際にショールームに行ってみましょう。
ただ、ショールームに行く前にしっかり質問する内容を考えてからいきましょうね!
ショールームで確認すべきポイント
ショールームを訪れる際は、なかなかカタログやネットの写真では分かりにくい実物の質感や使い勝手を確認することが重要です。
例えば、下記のような項目を体感することで具体的なイメージが掴めます。
- 引き出しの滑らかさはどうか(ローラーレールかベアリングレールか)
- ナイアガラフローシンクの排水はスムーズか
- 面材カラーやセラミックワークトップの質感は?
- 自分の身長だとキッチンの高さはどれがいいのか
- 収納の広さや使い勝手
- レンジフードの掃除のしやすさ
リシェルSIを考えている人はらくパッと収納の使い勝手はしっかり確認しておいて下さい。
スタッフに最低限聞いておきたい質問リスト
予約をしていくことでスタッフさんが案内してくれます。カタログやネットでは分からないような質問をしてみましょう!
- 人気のカラーはどれか
- 自分の住宅会社ではどこまでが標準仕様でどこからがオプションなのか
- 選べるオプションの範囲やその価格
- キッチンの耐久性や付属機器の手入れの方法
- 保証やアフターサービスについて
- 海外製食洗機はキッチンのどの高さ(80/85/90cm)から導入可能か。提携外のメーカー製品も導入可能か。
まとめ
リクシルの特徴は以下の通りです。
- カラーバリエーションが豊富でどんな雰囲気にもマッチする
- 排水口に継ぎ目がなくお掃除がラク
- どのグレードのキッチンでもコンセントを付けられる
- どのグレードのキッチンでも「よごれんフード」が選べる
- 食洗機はパナソニックとリンナイ、ミーレから選べる
- キッチン本体は木製キャビネット
シエラS、ノクト、リシェルSIのそれぞれの特徴を理解し、ライフスタイルや価値観に合ったキッチンを選びましょう。
みなさんがお気に入りのキッチンに出会えることを願っています!
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