こんにちは、おもきちパパです!
「大画面で映画を楽しみたいけど、壁に穴は開けられない…」
「超短焦点プロジェクターに最適なスクリーンはどれ?」
ホームシアターを実現したいけど、設置の手間が面倒だし、高い買い物で失敗もしたくない。
この記事では、そんなあなたに自信を持っておすすめできるVividstorm社の「超短焦点用 置き型電動昇降スクリーン」について、忖度なしで徹底的にレビューします。
この記事を読めば、超短焦点用スクリーンがなぜ「これ一択」なのか、その理由がきっと分かるはずです。
Vividstorm社 超短焦点用スクリーン(84インチ)を徹底解説!
今回レビューするVividstorm 超短焦点用 置き型電動昇降スクリーン(84インチ)の基本的なスペックから見ていきましょう。
本体のスペック
本体カラー、サイズ、重さなどご紹介します。
本体カラー

本体のカラーは、一般的にブラックとホワイトの2色が用意されています。どちらもインテリアに合わせやすい定番カラーなので、お部屋の雰囲気に合わせて選べるのは嬉しいポイント。
スクリーンサイズ

今回レビューするのは84インチのスクリーンです。
一般的な16:9のアスペクト比の場合、表示されるエリアはおおよそ横180cm×高さ105cmというサイズ感。リビングでも十分に迫力のある大画面を実現できる大きさではないでしょうか。
収納時のボックスサイズ

スクリーンは電動で昇降し、使わないときはボックス内に収納されます。
ボックスサイズは横幅215cm × 奥行21cm×高さ24cm。
横幅こそスクリーン幅より少し大きくなりますが、奥行きと高さは比較的スリムで、使わないときもインテリアを邪魔しにくいコンパクトな設計と言えます。
重さ
重量は24kgとそれなりにあります。スムーズな昇降機構とスクリーンを上げたときの安定性を確保するため、ある程度しょうがないのかもしれません。
設置時には大人2人で行う方が壁や床を傷つけずに安全に作業ができます。
同梱物や細かい仕様
同梱物一覧

スクリーン本体の他に、左から取扱説明書と電源ケーブル、スクリーンの初期位置を設定するスティック、お手入れ用ブラシ、ワイヤレスリモコン(赤外線式と無線式のいずれも)、プロジェクターの電源と連動してスクリーンを昇降させるためのUSBタイプのトリガーが同梱されています。
本体の質感

本体は表面が光沢がある金属製となっており、その剛性の高さと、しっかりとした作り込みが伝わってきます。デザイン的にもリビングに置いても見劣りしない質感です。
床置き式の安定感

本体の底面には左右の前後に2枚ずつ、合計4枚のブラケット(足)が取り付けられています。これにより、スクリーンをいっぱいに上げた状態でもグラつくことなく、高い安定性を保つことが可能です。
実際に使ってみた!短焦点用スクリーンの実力とポイント
スペックだけでは分からない、短焦点用スクリーンの実力と良かったポイントを深掘りします。
気になる動作音は?しっかりしたV字アームとスクリーン開閉時間

スクリーンの動作音は多少の音はするものの静かで全くストレスはありませんでした。特徴的なV字型のアームが安定感をもってスクリーンを昇降させます。
スクリーンの開閉にかかる時間は、84インチサイズで約25秒程度でした。このくらいの時間であれば、視聴開始までの待ち時間として全くストレスを感じることはないと思います。
左右のワイヤーで完璧な平面性を実現

スクリーンの左右に配置された「テンションワイヤー」ですが、これが素晴らしい働きをしています。ワイヤーが常に幕面を均一に引っ張り、シワやたるみのない平面性を維持するのです。
超短焦点プロジェクターはスクリーンの下方向から光を投影するため、スクリーンに少しでも歪みがあると、それが映像の歪みとして顕著に現れてしまいます。
しかし、このテンション構造のおかげで、全く歪みのない映像を映すことができています。
スリット入り特殊生地が上からの照明は吸収し、プロジェクターの光だけを鮮明に反射!

Vividstormスクリーンのポイントの2つ目が、この特殊なスクリーン生地です。
肉眼ではほとんど見えないほどの微細なスリット状の構造が施されており、明るい部屋でも鮮明な映像を可能にするALR(Ambient Light Rejecting=環境光除去)技術の秘密なのです。

この特殊構造は、照明や日光などの環境光を効果的に吸収する一方で、プロジェクターの下方からの投写光は選択的に視聴者の方向へと反射させます。
このおかげで、日中の明るいリビングのような環境でも、コントラストが高く黒がしっかりと沈んだ鮮明な映像を楽しむことが可能になるのです。
【徹底比較】珪藻土の壁とVividstorm超短焦点スクリーンはどれくらい違うのか
「プロジェクターって、白い壁があればスクリーンは要らないんじゃない?」
実際に我が家の珪藻土の壁と超単焦点用スクリーンで、どれほど映像に違いが出るのかを比較してみました。
【見え方比較】夜間の暗いリビング


まずは、夜間に部屋を真っ暗にした状態での比較です。
珪藻土でも綺麗な映像が写っていますが、スクリーンの方が色の鮮やかさがより際立っています(写真では違いが分かりにくくてすみません)。
しかし、プロジェクターの性能が高いため、珪藻土でも十分試聴が可能です。
【見え方比較】日中の明るいリビング


次に、日中のリビングで試してみました。夜間と違って、今度はかなり違いが出ました。
珪藻土の壁では、映像が白っぽくなり、何が映っているか判別するのも難しいレベルでしたが、超短焦点用スクリーンでは、かなりくっきりとした映像が楽しめます。

明るければ明るいほどALRスクリーンの性能が発揮されるんだね!
超短焦点用スクリーンを選ぶべき決定的なメリット
超短焦点用スクリーンを導入するべきメリットを改めて見ていきましょう。
完璧な平面性とALRスクリーン


Vividstormスクリーン独自のテンション構造により、常にシワのない完璧な平面性を維持しており、ALR機能で周りの環境光を軽減しています。
したがって、壁の状態や日中・夜間に関係なく映像を楽しむことができます
設置が簡単である


床に置くだけで設置が完了するため、壁や天井への工事は一切不要です。これにより、マイホームだけでなく、賃貸住宅にお住まいの方でも気兼ねなく導入できるのが大きな魅力となります。
安全性も高く、収納ができる


使用しない時はスクリーンがケース内に完全に収納される構造です。
そのため、小さなお子さんやペットがいるご家庭でも、スクリーンを誤って倒してしまったり汚してしまったりする心配が少なく、安心して使用できます。
デザイン性とサポート


細部まで丁寧に作り込まれた筐体は高級感があり、リビングのインテリアとしても十分に映えるデザインです。
また、日本国内でのアフターサポートが受けられるという安心感も、選ぶ上で大きなポイントになるでしょう。
【正直レビュー】Vividstormスクリーン購入前に知っておきたい注意点とデメリット
もちろん、良いことばかりではありません。購入後に後悔しないために、知っておくべき注意点やデメリットも正直にお伝えします。
価格がやや高い


高性能な電動昇降スクリーンであるため、一般的な掛け軸式や壁直付けタイプに比べると、価格はやや高価になります。
しかし、この完璧な平面性と明るい部屋でも楽しめる色表現力、床置き電動昇降という利便性を考えると、価格に見合う価値は十分にある、というのが私の正直な感想です。
これだけの性能と機能性を備えているスクリーンはこのVividstorm社のもの以外にはないのが実情です。
搬入経路と設置スペースは事前に要チェック!


スクリーン収納時のボックスでもある程度の横幅があるため、設置場所の確保は必須です。
床に直接置くなら問題ない場合が多いですが、テレビボードの上に置きたいと考えているなら、スクリーンのサイズ以上のかなり大型のテレビボードが必要になります。
また、特に注意したいのが搬入経路です。
梱包はスクリーンよりさらに一回り大きいサイズになっています。84インチの場合で、ダンボールは長さ210cm程度ありました。
購入する前に、玄関から設置場所までのドアの幅、廊下の曲がり角、エレベーターのサイズなどを必ず計測し、搬入が可能かどうかを確認することが非常に重要です。
「買ったのに家に入らない…」なんて悲劇は絶対に避けたいですよね。
【超重要】失敗しない!超短焦点プロジェクターとスクリーン設置場所の注意点&おすすめレイアウト術
超短焦点プロジェクターとVividstormスクリーンの組み合わせは最高ですが、設置にはいくつか注意点があります。
超短焦点プロジェクターとの最適な設置距離
「大画面は魅力的だけど、うちの部屋に置けるのかな?」と気になる人もいるでしょう。
必要なスペースは、選ぶプロジェクターや投写したい画面サイズによって変わってきます。
投影距離 | 画面サイズ | |
インチ数 | 横×高さ | |
15cm | 80インチ | 170cm×99cm |
19cm | 90インチ | 200cm×112cm |
24cm | 100インチ | 221cm×124cm |
29cm | 110インチ | 244cm×137cm |
33cm | 120インチ | 265cm×149cm |
上記のようにAladdin Marcaでは、壁から15〜33cmの距離があれば80〜120インチの大画面を投写することが可能です。


ただし、実際に必要な奥行きは、「壁からスクリーン面までの距離」+「投影距離」+「プロジェクター本体の奥行き」を足した長さになります(左右のスペースは、スクリーンの幅さえ確保できれば問題ありません。)
我が家の場合は、15cm(壁からスクリーン面)+15cm(84インチのための投影距離)+26cm(本体奥行き)=56cmの奥行きが必要になる計算でした。
設置場所の壁面に窓やスイッチ、絵画などがないかも事前に確認しておくと安心です。



収納ボックスより後には何も出ないから、コンセントがなければもっとギリギリまで壁に近づけることは可能だよ!
【永遠のテーマ】80インチ vs 100インチ!お部屋の広さと視聴距離で決める、我が家のおすすめスクリーンサイズはどっち?
スクリーン選びで多くの人が悩むのが、サイズの選択です。ここでは、人気の80インチと100インチを例に、どちらを選ぶべきかのヒントをお伝えします。
視聴距離からの一般的な目安
スクリーンの視聴距離としては、よく言われる目安として下記があります。
インチ数 | 視聴距離 |
80インチ | 2.0m〜2.4m |
90インチ | 2.5m〜2.7m |
100インチ | 2.8m〜3.0m |
110インチ | 3.1m〜3.3m |
120インチ | 3.4m〜3.6m |
3.0m近くの視聴距離が取れる場合は100インチも検討することができます。
大きければいいわけではない
もちろん、大画面ほど映像への没入感は高まります。
しかし、画面が大きすぎると全体を一度に把握しにくくなったり、字幕を読む際に首を頻繁に動かす必要が出たり、目が疲れてしまったりすることもあります。
プロジェクターだけであれば、一定期間の有料レンタルサービスがあります。サイズに迷う場合は、実際に購入する前にレンタルしてみて確かめてみるのがおすすめです。
プロジェクターであれば、壁からの距離を変えるだけで色々なサイズの検証ができますよ!



プロジェクターもスクリーンも安い買い物じゃないから、試してからの方が大誤算にならなくておすすめだよ!
まとめ
Vividstorm社の置き型電動昇降スクリーンは、設置の手軽さ、優れた画質(特にALR技術と平面性)、デザイン性、安全性を兼ね備えた、非常に完成度の高い製品です。
価格やサイズの面でいくつか注意点はありますが、あなたのホームシアター体験を劇的に向上させてくれることは間違いありません!
超短焦点プロジェクターとの組み合わせで、リビングが一瞬で映画館に変わる感動を、ぜひ体験してみてくださいね。